sei-kondoのブログ

名古屋のWeb系ベンチャー企業でエンジニアをしています。

知識0でHP制作を受託した話

新卒で入社した会社を1年で退職した後、どうにも就職活動をする気が起きずにフラフラしていたのが2021年の春頃だった。

そうであればフリーランスになろうと思い立ち、HP制作なら出来そうかなと考え、クラウドワークスで案件を探した。人間時間があると意味の分からない行動に出るものである。

調べてみると実績がないと案件は受注できないことが分かったので、ポートフォリオを揃えることにした。HTMLとCSSなんて全く理解しておらず、インターネット上のコードをコピペして、ツギハギしてそれっぽい架空のサイトを作った。

当時の私:「大学の講義でもあったし、HTMLとCSSは多少分かるぞ。評価は最低で落単ギリギリだったけど..!」

そのポートフォリオを引っ提げて、片っ端から案件に応募した。全く受注できなかったので、営業メールも1件毎に工夫して、50件以上は応募した。そうして、何とか1件だけ受注したのが飲食店のHP制作だった。

今思えば初心者にはかなり難易度の高いHPだったと思う。HTMLとCSSも殆ど理解していないのに、JavascriptやWPの構築も含まれていたためPHPも必要だった。

当時の私:「JavascriptPHPってなんか聞いたことはあるが...」

こんな状態で仕事を受注するのは常識的に良くはないだろう。とはいえ、これが私にとってのプログラミングとの出会いだった。プログラミングが面白くて、案件そっちのけで勉強していたのを覚えている。そこから色々あって、現在はWebエンジニアとして働いたりする。

HPの案件は、無事スケジュール通り納品することができた。クライアントからは高い評価を頂いていた思う。次の案件も複数紹介して頂いた。私はプログラミングを本格的に学びたかったので、継続はしなかった。

※なお時給換算したら、100円くらいだったはず...

2年半ほど経っていますがまだそのHPはアクセスすることができて、お店からお知らせも継続的に投稿されているようだ。久しぶりにアクセスしてみたら、何だかエモい気分になった。